妊活には男性用葉酸サプリを摂りましょうというのは、必ずしも正しくありません。

葉酸は、胎児の器官を作る時期に葉酸が不足すると神経管閉鎖障害のリスクが生まれるので、それを予防するため女性に効果があるとされている栄養素だからです。
妊娠する前から飲んで、妊娠初期に備えるという考え方です。
それは男性と女性の決定的な差ですね。
妊娠しない男性が飲んでいないのは、特に支障はありません。
そもそも男性が葉酸を摂取することのメリットはありません。
ただ「飲むな」というわけではありませんよ。
成人男性の推奨摂取量(240μg/日)があって、この分は必要だと考えておきましょう。
240μgは、食事で摂れるという前提で考えていますが、もし偏食などがあるならば、栄養補助食品を利用した方がいいでしょう。
ただし、摂取上限量を超えてはいけません。
副作用の危険があります。
葉酸の摂取上限量は、18~29歳で900μg、30~69歳で1000μgです。
どちらかというと葉酸ありきのサプリではなく、マカありきの葉酸サプリの方が簡単に効果を実感できるかもしれませんよ。
葉酸サプリのおすすめ市販品は、楽天やamazonで手軽に購入できます。
今までは、ピジョン、dhcなどが人気のようです。
葉酸を摂るためのサプリなので、成分として葉酸は必須として、中には妊娠しやすい体づくりの名目でマカが含まれている商品もあります。
また、妊婦となれば、鉄分やカルシム不足が心配なので、それら成分があった方がいいですね。
結局、人気ランキングで目星をつけて、最後の成分を確認して選ぶというパターンが多いようです。
もし、ランキング上位でもお勧めできない葉酸サプリもあります。
それは、天然葉酸が使われているサプリです。
天然葉酸の吸収率はせいぜい50%で吸収率80%の合成型と比べると、その差が大きいからです。
葉酸サプリの人気具合を見るためには、ランキングサイトを見るとわかりやすいですが、注意点もあります。
それは、楽天・amazon・ヤフーショッピングなどの大手ショッピングモールと独自ランキングを紹介するサイトでは、それぞれの結果が全く違うことがある点です。
その理由としてまずランキング対象となる商品が同一ではないことです。
ショッピングモールサイトでの対象商品は、ドラッグストアなどの実店舗でも販売しており、逆を言えば、そのような商品しかありません。
でも一般のネットショップや実店で取り扱いのない商品もあり、独立系のランキングサイトではそれらの商品もランキングの対象としています。
それと順位決めの基準があいまいです。
ショッピングモールサイトは、販売数を集計して「売れ筋=人気」のランキングとなります。
一方、独立系ランキングサイトでは、ユーザーの口コミなどの評価点やランキングサイトの運営側が、主観で評価している場合がほとんどで、評価基準が不統一になってしまいます。
人気商品を選びたいと考える場合は、そういった点に注意する必要があります。
葉酸に妊娠を促す作用はありません。
ただ、葉酸サプリと言えば、葉酸を中心におおむね体に良い栄養素がバランスよく含んでいる商品が多いので、妊娠前から摂るのは理にかなっています。
2000年から厚生労働省は摂取を推奨していることもあり、飲むことで安心できる側面もあります。
もっと大事なことは、赤ちゃんにとって妊娠4~5週というのは、人として必要な器官が作られる時期という点です。
この時期に葉酸を取っていることで、神経管閉鎖障害の危険を避けられる可能性が非常に高くなります。
妊娠に気づくのは、その時期より後の6週目くらいなので、妊娠に気づいてから葉酸を摂るのでは、少々遅いとも言えるため、妊娠前から摂るのが望ましいというわけです。
そして出産後の授乳している間は、摂った方がいいですね。
葉酸サプリは、いつから飲むの?いつまで飲むのか?葉酸を摂ることが望ましい期間という意味では、妊娠する前から卒乳まです。
授乳中は、妊娠中ほどではないにしても妊娠前よりは多めの葉酸が必要です。
卒乳をすれば、バランスのよい食事を摂ることで、厚生労働省が推奨する成人女性の摂取量は摂れる見込みがありますので、サプリメントで増やさなくても良いでしょう。
ただ、バランスの良い食事というのが、実現が難しい方が多いと思います。
赤ちゃんの面倒も見なくてはいけないのに、なおさら自分の食事を丁寧に準備するのは大変になることでしょう。
そういった意味で、妊娠中と同量の400μgまでは不要ですが、あなたの食事の質に合わせて少しの葉酸サプリを続けてもいいだろうなと思います。
特に葉酸以外の、たとえば美容成分を含んだ商品であれば、細く長く続けて産後のお肌のトラブル防止に良いと思います。

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